それでは、空調工事に最も関係している管工事施工管理技士の試験について、より詳しく説明します。
受験を考えている方は、ぜひチェックしてください。
▶︎受験資格
管工事施工管理技士は、誰でも取得できる資格ではありません。
試験を受けるためには、受験資格をクリアしておかなければならないのです。
各種学校の指定学科を卒業して、実務経験があることが条件であり、
指定学科以外を卒業した場合は長い実務経験が必要となります。
1級・2級によって、受験資格が異なるため、
詳細は「一般財団法人全国建設研修センター」のホームページで確認してください。
▶︎試験概要
申込方法、試験日・試験地、受験料について説明します。
・申込方法
管工事施工管理技士の試験申し込みは、簡易書留郵便による個人別申し込みとなっています。
インターネットによる受付は行っていませんので注意してください。
申込用紙は、学科・実地試験と実地試験だけの2種類があり、1部600円です。
試験申込期間が近づくと、 一般財団法人全国建設研修センターのホームページに、
申込用紙販売の案内が提示されます。
・試験日・試験地
試験日は、学科試験と実地試験の2回に分かれています。
学科試験は、9月上旬ごろ、実地試験は12月上旬ごろです。
試験地は、1級と2級によって異なるので注意しましょう。
- 1級の試験地:札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄
- 2級の試験地:札幌・青森・仙台・東京・新潟・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・鹿児島・沖縄
・受験料
受験料は、1級と2級や受験する試験によって異なります。
以下にまとめましたので、申し込み前に確認してください。
- 1級:学科試験 8,500円/実地試験 8,500円
- 2級:学科・実地試験 8,500円/学科試験だけ 4,250円/実地試験だけ 4,250円
▶︎試験内容
管工事施工管理技士の資格試験は、筆記の学科試験と実地試験があります。
学科試験の科目は、機械工学・施工管理法・法規の3科目です。
実地試験は、施工管理法があります。学科試験は択一式で、
実地試験は記述式が出題されることになるでしょう。
また、実施試験は、実際に施工した現場にかんする内容について、記述する出題があります。
▶︎受験者数・合格率
管工事施工管理技士の合格率は、1級が約20%、2級が約40%前後です。
実務経験が受験資格となっているため、合格率はそこまで低くありません。
しかし、合格率が高い=試験が易しいというわけではないので気をつけてください。
資格試験サイトなどの難易度では、「ふつう」になっています。
▶︎問い合わせ先
資格試験について分からないことがあれば、
試験を実施している「一般財団法人全国建設研修センター」に問い合わせてください。
電話にて、管工事試験課に問い合わせることができます。